収益物件(中古物件)のデメリット

こちらも新築収益物件と同様に中古物件にもメリットだけではありません。やはりデメリットもあります。
ではどんなデメリットがあるのか紹介していきます。

【中古物件のデメリット】

①:投資金額以上の出費が出るケースがある
新築物件とは異なり中古物件には建物の経年劣化という問題があります。
購入時には安く購入できたとしても、外観だけでなく、内装や設備などあらゆる箇所に不具合が見つかることがあり、その場合入居者を確保するには修繕しないといけません。
ですが、古い物件になってくると修繕費用が高額になってしまうケースもあります。
また建物が耐震基準が変わる前に建築された物件だと耐震強度をあげないといけないなどの様々な問題が出てくることもあるため、結果的に購入費用は安く抑えられたとしてもそのあとの修繕費用などで高額になるケースも多くみられます。

②物件の魅力低下
特に日本人の場合「新築物件」というものへの憧れが強い人が多く、人気の物件も新築や築浅のものがあげられます。
中古物件の場合は敬遠されがちなうえ、築何十年となるような物件だと入居者を確保するのに苦労します。
当然入居者が増えないと家賃収入にはつながらないので、中古物件でも入居者が増えるような工夫をしないといけません。

③設備などが時代にそぐわない
中古物件はその時代の最先端の設備や間取り、外観のデザインなどが利用されていますが、現代においては非常に使いづらい、勝手が悪いなど時代のニーズにあっていないものも多くあります。
今はやりの内装をリノベーションして入居者を増やすこともできますが、リノベーション費用が掛かってしまうので、購入時にはこのあたりの事もしっかりと考慮して頂く必要があります。

④融資の借り入れ期間が短い
物件には「法定耐用年数」や金融機関が融資をする際に定める「有効使用年数」というものがあります。
中古物件は新築物件と比較した場合、融資の借り入れ期間が短くなってしまい、月々の返済金額が多額になり、高額な家賃収入を期待するのは難しいので月々の利益を出すのが非常に難しいといわれています。

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