新築収益物件のメリット
不動産投資で収益物件の購入を考えるときに最初に悩むのが「新築」か「中古」の物件どちらを所有するかという事です。
一般的なイメージではなんとなく新築の方が利用者も多いので良さそうじゃないかと考えがちですが、一概にそういうわけではありません。
新築物件には新築物件の良さがあり、中古物件には中古物件の良さがあります。そんな新築か中古かで悩んでいる方の少しの助けになればと思いますので、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
【新築収益物件のメリット】
①土地を所有していればある程度自由な設計が可能
新築収益物件を所有するうえで予め土地を確保していれば建物については所有者の希望の物件を計画・建てることが可能になります。
但し、土地の地域によっては法的な制限がある事もあるので、注意ください。
②減価償却費の計上が長期間可能
新築物件は中古物件と異なり「法定耐用年数」分全期が減価償却年数となっています。
つまり長期間に渡っての計上が可能になります。中古物件の場合は逆に減価償却年数が短期のため償却後の税対策が厳しいといわれています。
③長期間の融資が可能
新築物件の場合は最長35年での返済が可能となります。これは木造物件であろうが、軽量鉄骨造であろうが問いません。
④ある一定期間修繕・改築が必要ない
新築から約10年ほどは経年劣化による不具合がなかったり、大規模な修繕工事は必要ないといわれています。(天災によるものは除きます)
また新築物件に瑕疵担保責任というものがありまして、購入時にわからなかった不具合などを10年間は保証してくれるという法律なんです。
ちなみにほとんどの中古物件の場合はこの瑕疵担保責任は免除となってしまいます。
⑤出口戦略の選択肢が多くある
新築物件を所有した場合、例えば何らかの理由で築浅の時に売却することになっても比較的高額で売る事が出来ますし、長く保有し続けることもできます。
⑥質のいい入居者の確保
新築物件はいつの時代も人気があるので、よほどの悪条件以外はほぼ満室になる事が多いです。
そこで審査を厳しくしたりしてある一定条件を満たした入居者だけを受け入れるという事も可能です。
但しある一定年数経過するとそのようなことしていると空室が目立ってしまうので、注意してください。