収益物件を探す方法③
■競売
昔からある方法として根強い人気があるのが「競売」です。ただし、初心者の人がいきなり競売に手を出すのは正直っておすすめできません。
何故かというといい物件であるかどうかの目利きが初心者には難しいのと、近年競売物件の価格が高騰しており、また事前に保証金を用意しないといけいうえ、落札後から入金までの期間が短く、銀行からの融資が間に合わないケースがあるからです。
では競売にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
●メリット
・相場よりも安く物件を購入できる
一般に販売されている物件の相場と比較して競売物件の場合価格が約3割ほど安く購入出来るといわれています。
・様々な物件が多い
変わった土地や建物の形状、歴史のある古民家など希少性の高い物件が出ている事もあります。
・権利手続きが簡単
競売物件の購入は裁判所に対しておこなうため、所有権移転登記や抵当権抹消登記などの手続きもまとめて行う事ができます。
●デメリット
・事前に物件の情報を把握するのが難しい
当然ですが競売物件の場合は事前に物件の情報を得る事はできません。それは内見も同様です。裁判所から提出される資料のみで判断するしかないので、実際の物件を見た際にギャップを感じてしまう事が多いです。
・損害賠償や契約解除の追及が出来ない
競売物件には持ち主がいないため、購入後に何かあった(欠損や欠陥など)場合損害賠償などを請求出来るところがありません。
・金融機関からのローンが難しいことがある
金融機関は競売物件の融資を敬遠することが多いといわれています。つまり通常よりも初期費用を多く用意する必要があります。